引っ越ししたときに気になるのは、車のナンバーや車庫証明に関する手続きです。
そもそも、引っ越し後に手続きが必要なのかどうかに関しても、気になる人もいるでしょう。
じつのところ、引っ越し後に車のナンバー変更や車庫証明の手続きは、必要です。
今回は、引っ越し後の自動車のナンバープレートに関する手続きについて、詳しく解説します。
引越し後の車のナンバーはそのままでもいい?
引っ越しをしたからといって、必ずしもナンバーの変更手続きが必要なわけではありません。
引っ越し後にナンバー変更の手続きが必要なのは、引っ越し後の住所が、運輸支局の管轄地区を外れてしまった場合です。
具体的には、世田谷区は世田谷ナンバーの車になりますが、例えば東京都世田谷区から埼玉県に引っ越したとします。
そうすると、管轄する運輸支局が世田谷区を管轄する運輸支局とは異なります。
そのため、ナンバープレートを返却し、新しい住所を管轄する運輸支局に改めてナンバープレートの申請をしなければなりません。
逆に、世田谷区内の移動ならば、引っ越しとはいってもナンバープレートの申請は必要ありません。

引越し後に必要な車のナンバーの変更手続きの流れ
引っ越し後にナンバープレートを申請する際には、先に書類をそろえておく必要があります。
必要な書類は、「車検証」「住民票」「車庫証明」となっていますが、車庫証明は引っ越し後に手続きをして取得する必要があります。
そのため、まずは車庫証明の手続きを済ませてしまいましょう。
車庫証明に関しては、まずは車を止めるためのスペースを確保します。
車を保管するスペースが見つかったら、必要な書類をそろえて車庫証明を交付してもらいましょう。
車庫証明は、警察署に必要な書類をそろえて持っていくことで交付してもらえます。
車庫証明の取得は行政書士などに代理で依頼することも可能ですが、その場合は必要書類以外に、委任状を渡しておきましょう。
車庫証明を問題なく取得できたら、ほかの書類と一緒に運輸支局へもっていきます。
住民票は、取得後3か月以内のものでなくては受け付けてもらえないため、注意が必要です。
車検証は、一般的には車のダッシュボードのあたりに入れてあります。

ナンバープレート変更手続き
ナンバープレートの変更手続きは、管轄となる運輸支局へ書類を持っていく必要があります。
ただし、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で手続きをする必要があるため、間違えないように注意しましょう。
引っ越すことによって管轄になる運輸支局が違ってしまうからです。
そのため、同じ運輸支局の管轄内に引っ越すのであれば、書類の提出だけで問題はありません。
ただし管轄が異なる地域に引っ越すのであれば、ナンバープレートを付け替える必要があるため、車を持っていくようにしましょう。
手数料納付書と自動車税・環境性能割の申告書、申請などの書類は、当日運輸支局でもらえます。書類に記入して、窓口に提出しましょう。
引っ越し後に車のナンバーを変えないデメリット
引っ越し後に車のナンバーを変えなくても、とくにデメリットはありません。
そのため、何度も引っ越しているはずなのに、ナンバープレートが変わっていないという場合もあります。
特に目立つ不利益はありませんが、引っ越しをしたらきちんとナンバープレートの申請に行くようにしましょう。

まとめ
ナンバープレートの変更や車庫証明の変更手続きは、引っ越しをしたらすぐに手続きをしましょう。
もし手続きが面倒、手続きをする時間がないという場合には、行政書士に依頼することもできます。
行政書士に依頼する場合には費用がかかりますが、手続きのすべてを任せることもできるので、余計な手間はかかりませんよ。
手続きが面倒なら、ぜひ一度、信頼できる行政書士に話を聞いてみると良いでしょう。
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