自動車のナンバープレートが紛失、盗難、破損、または汚損した場合、再交付が必要です。再交付手続きには、紛失や盗難の場合の「番号変更」と、破損・汚損の場合の「同一番号再交付」があります。手続きには運輸支局での申請や書類提出が必要で、後部プレート再交付時は車両の持ち込みも必要です。書類を揃え、正確な手続きを行うことでスムーズな再交付が可能になります。
ナンバープレート再交付とは?
再交付が必要な状況
ナンバープレートの再交付は、次のような場合に必要です:
- 盗難・紛失
ナンバープレートが盗難や紛失により返納できない場合、番号変更の手続きが必要です。 - 破損・汚損
ナンバープレートが破損または汚損した場合、同じ番号で再交付が可能です。ただし、文字や数字が判読できない場合は番号変更が必要です。
番号変更と同一番号再交付の違い
- 番号変更:盗難や紛失で元のナンバープレートを返納できない場合に行います。新しい番号のプレートが発行されます。
- 同一番号再交付:破損や汚損の場合に行います。元のナンバーをそのまま使用できます。
再交付の手続き
手続きの流れ
- 申請書の提出
- 運輸支局で再交付申請書を記入し、必要書類を提出します。
- 手数料の支払い
- 再交付手数料を納付します。
- ナンバープレートの作成
- 再交付プレートの作成には4~5日かかることがあります。
- プレートの受け取り
- 再交付引換証を持参し、交付代行者の窓口で受け取ります。
- 封印の取得(後部プレートの場合)
- 後部プレートの場合、車両を持ち込み、運輸支局で封印を受けます。
再交付可能な期間
再交付には申請期限が設定されている場合があります。申請前に確認し、期限内に手続きを行いましょう。
必要書類
再交付に必要な書類一覧
- 自動車検査証(車検証)
- 原本またはコピーを用意します。
- ナンバープレート再交付申込書
- 運輸支局や番号標交付代行者の窓口で入手。
- 印鑑
- 個人所有者の場合は認印、法人の場合は代表者印を使用。
- 手数料納付書
- 再交付手数料を支払った証明書。
- 現在のナンバープレート(破損・汚損の場合)
- 元のナンバープレートを返納する必要があります。
紛失・盗難の場合の追加書類
- 盗難届の受理証明書または警察署発行の紛失届受理証明
紛失や盗難の事実を証明するための書類が必要です。
注意点
破損・汚損の場合の条件
- 同一番号で再交付を受ける場合、文字や数字が判読可能である必要があります。
- プレートの材質やデザインは、元のプレートと同じ種類で発行されます。
番号変更の場合
- 紛失や盗難で返納ができない場合は、番号変更を申請します。
- 新しい番号を指定することが可能で、希望ナンバー制を利用できます。
後部ナンバープレートの封印
- 再交付後、後部ナンバープレートには封印が必要です。
- 封印のために車両を運輸支局に持ち込む必要があります。
再交付にかかる費用と期間
費用
- 再交付手数料は申請時に納付します。
- 手数料の額はプレートの種類や地域によって異なります。
期間
- プレート作成には通常4~5日かかります。
- 交付可能期間内にプレートを受け取る必要があります。
まとめ
自動車のナンバープレート再交付は、盗難、紛失、破損、汚損といった状況に応じて手続きを分けて行う必要があります。必要書類を準備し、運輸支局での申請からプレート受け取りまでをスムーズに進めることが重要です。特に後部プレートの交換では封印が必要なため、車両の持ち込みも忘れずに行いましょう。再交付を迅速に済ませることで、安心して車両を運行できるようになります。