車を買い替える際に必要な「納税証明書」とは？失くした際の再発行の方法も解説

車を買い替える際には、いくつもの書類が必要になります。その中の多くは販売店側で用意してくれますが、中には自分で用意しなくてはならない書類もあるので注意が必要です。

「納税証明書」は、車の買い替え時に必要な書類の一つで、自分自身で用意しなくてはならない書類でもあります。本記事では、「納税証明書」について詳しく解説します。うっかり失くしてしまったときのために再発行手続きについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

納税証明書の手続き

車の買い替え時には、納税証明書が求められることが多くあります。かといって、必ずしも必要な書類かといわれると、そういうわけではありません。

そもそも納税証明書とは、5月に届く自動車税の納税通知書を支払ったときに残る証明書であり、自動車税を過不足なくきちんと支払っているということを証明するためのものです。つまり、支払い後にわざわざ送られてくる書類ではないため、納税後には、通知書をきちんと保管しておくことが大切です。

車の納税証明書は、うっかりゴミと間違えて捨ててしまった、という人もいるのではないでしょうか。そういった場合は車を売ることができないのかといわれれば、そういうわけでもありません。

中古車販売店で車を買い取ってもらう際に、多くの販売店は納税証明書の提出を求めてきますが、法的には記載がされていないのが現状です。そのため、必ずしも納税証明書を渡す必要はないのです。

ただし、法的には無理に提出する必要がないとしても、販売店の求めに応じてきちんと提出しておくことで、後々起こるであろうトラブルを予防できます。

もし自動車税の支払いが滞っているなら、次に車のオーナーとなった人とのトラブルは避けられません。しかし、納税証明を見ることができれば、納税しているかどうかを知ることができます。事前に納税しているかどうかを知ることができるのは、トラブルを避けるためにも重要なことです。

納税証明書は、車検時にも必要となる場合があるので、きちんと保管しておくことをおすすめします。車検時には、電子化によって納税証明書を提出する必要がないケースが多くありますが、だからといってすべての都道府県で必要がないということにはなりません。

中には納税証明書を提出しなければならない地域もあるため、事前に確認しておくようにしましょう。納税証明書は1年間は保管しておくと、いざというときに安心です。

納税証明書は、もし失くしてしまったら再発行が可能です。そのため、なくしてしまっても慌てることなく、各都道府県の自動車税事務所か運輸支局場内の自動車税管理事務所に連絡をしてみてください。

軽自動車税に関しては普通自動車よりも簡単で、住んでいる地域の市町村役場で再発行が可能です。平日の昼間ならどこでも対応してもらえますが、難しい場合は郵送が可能かどうかをホームページか電話で確認してみるようにしましょう。

納税証明書を再発行するためには、車検証と印鑑、運転免許証などの身分証が必要になります。ただし、住んでいる地域によっては書類が必要ない場合もあります。

とはいえ、準備するのに時間のかかる書類があるわけではなく、人によっては常時携帯しているものでもあるため、持っていっておくとスムーズに手続きができるでしょう。再発行には400円程度の手数料が必要です。

車を買い替える際には納税証明書が必要となります。販売店によっては不要な場合もありますが、後々の不要なトラブルを避けるためにも、きちんと準備しておくことが望ましいでしょう。

納税証明書があるということは税金をきちんと支払っていることの証明であるからです。もし納税証明書をなくしてしまっているのなら、再発行の手続きをしておきましょう再発行の手続きは特に難しいものがあるわけではなく、手数料も400円程度です。

車を買い替えるときには、きちんと書類をそろえて不備の内容にしておくと、スムーズに手続きを進められますよ。