車検証をなくしたらどうなる?取扱いについてきちんと把握しておこう

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車を所有しているなら、必ず車検証は持っていなければなりません。しかし、普段見たことがないから、どこに保管してあるのかよくわからないという人もいるのではないでしょうか。

とくに免許を取り立てで、親の車に乗っている、という人であれば、わからないこともあるのかもしれませんね。車検証は、車の登録時に手に入り、2年に1度車検時に提出しなければならない書類です。

車検証がなければ車検を受けることができず、売却もできません。重要な書類は、車検証に登録してある住所に届きます。車検証とは、とても大事な書類なのです。

しかし、もし紛失してしまったらどうすればよいのか、と悩む人もいるかもしれません。本記事では、車検証について詳しく解説します。車検証に関するトラブルに悩まされているなら、ぜひ参考にしてみてください。

車検証とは

車検証とは、いわゆる自動車保険証のことであり、これがあることでその車は国の定める安全基準をクリアしているのだ、ということになります。

車検証は、各自治体にある運輸支局で発行できますが、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で交付されます。車検証がなければ2年に1度ある車検を受けられず、保険の加入もできません。そのため、なくさないようにしておく必要があります。

車検証に記載されている内容

車検証には、車に関するさまざまな情報が記載されています。具体的には、自動車登録番号又は車両番号・ナンバープレートに関する情報・登録年月日/交付年月日・初年度登録年月・車名・車体番号・型式・種別・用途・自家用・業務用の別・車体の形状が記載されています。

つまり、車検証を見るだけでかなり細かく車の情報が閲覧できるというわけです。

車検証の保管

車検証は、通常車のダッシュボードなどにしまわれています。なぜなら、車検証は必ず車に携帯しておかなくてはならないことになっているからです。

そのため、通常は目にすることがなく、紛失することもまずありません。ただし、つい車から下ろしてしまった、という場合もあるのではないでしょうか。

そうなると、次に車を使用するときにまた持ってきてきちんと保管しておけば問題はないですが、つい乗せるのを忘れてしまって、ということもあるかもしれません。常に確認しなければならないものでもありませんが、もし車から降ろした覚えがあるなら、一度保管場所を確認してみるのもよいでしょう。

車と一緒に保管しておかなければ法律違反で罰せられる可能性もあるため、所在がわからない場合は必ず確認しておくようにしましょう。ちなみに、車にはコピーではなく原本を乗せておく必要があるので、その点にも注意が必要です。

車検証の発行は車検を受けた時

一般的に、車検証は新車購入時に発行されます。新車が完成し、完成検査終了証が発行されると車検証の発行を要請できます。車検証は申請すると即日発行が可能であり、初回は3年後、その後は2年ごとの車検の時に新しく発行してもらえます。

このとき発行される車検証を車に乗せていない状態で公道を走ったことが発覚すると、50万円以下の罰金が科せられます。また、車検のステッカーが車に貼っていないのも法律違反になるため、注意が必要です。

ただし、事情があって車検証の発行が遅れてしまうといったときには、「保安基準適合標章」が発行されるので、そちらを携帯しておきましょう。「保安基準適合標章」の有効期限は15日間となっているため、期限が来る前に車検証を発行してもらうことが重要です。

車検証を紛失してしまったら?

車検証は、紛失してしまったとしても再発行が可能です。軽自動車の場合は軽自動車検査協会で申請することで再発行をしてもらえます。

普通自動車の場合は、管轄となる運輸支局の窓口で申請を受け付けています。その場合は、窓口で「申請書・手数料納付書・理由書」を受け取って記入しましょう。発行自体は時間のかかるものではないため、とくに問題がなければ即日受け取れます。

車検証の内容に変更があったときの対応

もし車検証の内容に変更があったときには、速やかに変更の手続きを行いましょう。車検証には、車の所有者の情報が記載されていますが、車の所有者が変わった、住所が変わった、苗字が変わったなどさまざまな事情で記載されている情報に変更がある場合があります。

そういったときにはきちんと変更をしていなければ、思わぬトラブルに巻き込まれる場合があります。たとえば、住所が変わったのに変更をしていない場合は、税金の通知など車に関する重要な書類が変更前の住所に届いてしまいます。

所有者が変わったのに名義変更をしていなければ、事故があったときなどに、保険が下りない可能性があります。不要なトラブルを避けるためにも、記載されている情報に変更があった際には必ず申請をしてください。

車検証に関する注意点

車検証に関する一番の注意点は、紛失しないというものです。車検証は基本的に車から降ろすような書類ではないため、構わなければ問題はありません。

それでももし紛失してしまった場合には、速やかに再発行してもらえるように手続きをすることが大切です。また、車検証再発行の際には、自賠責保険の確認もしておきましょう。

なぜなら、車検証を入れているファイルの中には、自賠責保険の書類も一緒に入っていることがほとんどだからです。そのため、車検証をファイルごと失くしていたなら、自賠責保険証もなくなっている可能性が高いといえます。

たとえ車検証を再発行していたとしても自賠責保険証がなければ、30万円以下の罰金が科せられる可能性があるため、速やかに保険会社に連絡をして、こちらも再発行をしてもらいましょう。

まとめ

車検証は、めったに車から降ろすものではないため、紛失することはそうそうありません。しかし、もし紛失した際には、速やかに再発行してもらうようにしましょう。

車検証は、車に乗せていなくては罰金を科せられる可能性があります。そのため、紛失したままにしておくのは良くありません。

また、余計なトラブルを呼び込まないためにも、住所や所有者に変更があった際には速やかに変更を申請してください。

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