車を購入する際には、新車ではなく中古車を検討する人も少なくないでしょう。実際に、新車でなくても十分満足できる車が売られていて、中には新車といわれてもそん色ないほどに使われていない車もあるから当然です。
しかし、車を購入する際にかかるのは車本体の価格だけではありません。税金についてもきちんと把握しておかなくては、「思ったより高額になってしまった」などと後悔する羽目になりかねません。
本記事では、車の税金について詳しく解説します。
中古車にかかる税金は?
中古車にかかる税金は、購入時期によって異なります。また、定期的に改定があるので注意が必要です。具体的には、2019年位廃止された自動車取得税の代わりに導入された自動車税環境性能割は、電気自動車であれば非課税になります。
燃費性能の高い車を選択すると税率が下がるのが特徴の税金です。そのほかにも、自動車税・自動車重量税・消費税などの税金がかかります。
税金の種類
中古車の購入にかかる税金にどのようなものがあるのかはわかっていても、それぞれの税金について詳しくわからないという人もいるのではないでしょうか。ここでは、中古車購入時にかかる税金の種類について詳しくみていきましょう。
自動車重量税
自動車重量税は、その名のとおり自動車の重さに応じて課税される税金です。重たい車ほど、税金が重くなります。また、年数が経過するごとに税金の金額が高くなっていくのも特徴といえるでしょう。
一般的に、自動車重量税は支払い通知などが来ることはなく、車検時に車検代と一緒に支払いをします。車検時に支払う法定費用の中に含まれている税金であり、新車であれば購入時に3年分、それ以降は2年分ずつ支払うことになります。
自動車税種別割
自動車税種別割は、毎年4月1日に所有している車の排気量によって課税される税金です。軽自動車は10,800円と決まっていますが、普通自動車は排気量によって異なるものの、税制改革などで金額が変更になる場合もあります。
支払い通知は5月に届き、5月末が支払い期限となります。支払いをしなければ延滞金などがついてしまうため、期限までには支払いをするようにしましょう。そのほかにも、車の環境性能によって税金の額が変わる環境性能割や、本体価格の10%が課税される消費税などがあります。
中古車購入のポイント
中古車を購入する際には、税金などを考慮することが重要です。いくら本体価格が安くても、税金が高くて毎年の維持費にお金がかなり掛かってしまう、というのでは意味がありません。
また、燃費が悪すぎる車も維持費が高くなってしまうのでやめておくほうがよいでしょう。中古車を選ぶ際には、環境性能割対象の車であれば税金の額が抑えられるのでおすすめです。
そのほか、自動車税は13年目、18年目になると税金の額が大きく上がってしまうため、なるべく年式の新しい車を選ぶと税金を抑えることが可能です。
まとめ
車を購入する際には、車本体の価格以外にも税金を支払わなくてはなりません。税金の中には、自動車税のように毎年課税されるものもあるため、本体価格の安さに惑わされて維持費の高い車を購入しないように注意しましょう。
ライフスタイルに合わせることは重要ですが、できるだけ年間の維持費を抑えて、快適なカーライフを楽しむようにしてみてください。
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