ナンバープレートの思い出を永遠に残す手段
車のナンバープレートには、たくさんの思い出や意味がつまっています。
初めての車や亡くなった家族の車など、特別な思い入れがある場合には、廃車する際に手元に残しておきたいと思うこともあるでしょう。
しかし、通常は廃車手続きとしてナンバープレートを返納しなければならず、所有者情報が漏洩したり悪用されることを防ぐための措置です。
最近では記念の図柄入りナンバープレートも増え、平成29年4月からは記念所蔵が容認されました。
この制度ではナンバープレートを所有できるようになりましたが、破壊措置を施す必要があります。
この取り組みは、オリンピックやラグビーワールドカップなどのイベントを記念する特別仕様ナンバーやご当地絵柄ナンバーが登場したことをきっかけに制定されました。
具体的な手続き方法は次の通りです。
まず、廃車やナンバープレートの変更を行う際には、陸運局にて直径4cm以上の穴をあける破壊措置を施す必要があります。
この破壊措置は自身で行っても構いませんが、陸運局で依頼することも可能です。
ナンバープレートの記念所蔵制度では、その特別な思い出や意味を永遠に残すための手段として活用できます。
所有者情報が保護された状態でプレートを所有することができるため、安心して大切な思い出を保存することができます。
また、記念所蔵されたナンバープレートは特別な装飾や図柄が施されており、オリジナリティを感じさせてくれます。
廃車や引っ越しによってナンバープレートが変更になる場合でも、記念所蔵制度を利用すれば大切な思い出を失うことなく保存することができます。
自動車は多くの人々にとって生活の一部であり、それに関連する思い出や感情は深く結びついています。
そんな大切な思い出をナンバープレートとして手元に残すことは、所有者にとっては非常に意義深いことでしょう。
今後もさまざまな記念ナンバープレートが登場する可能性があります。
その際には、記念所蔵制度を活用して大切な思い出を保存する機会を逃さずに利用したいものです。
ナンバープレートは単なる識別のための数字や文字ではなく、私たち自身の一部であり、思い出の詰まったアイテムなのですから。
まとめ
ナンバープレートは、車と共に過ごした思い出を象徴するものです。
廃車する際には、その思い出を永遠に残す手段があります。
ここでは、ナンバープレートを記念に残す方法についてまとめました。
まず、ナンバープレートを手元に残すための手続き方法をご紹介します。
2017年4月の道路運送車両法改正により、「記念所蔵」という名目でナンバープレートを持ち帰ることが可能となりました。
この制度は、オリンピック・ラグビーワールドカップの記念ナンバーやご当地絵柄ナンバーが登場したことをきっかけに導入されました。
「記念所蔵」の手続きは、廃車予定日から10日前までに行う必要があります。
まずは、市町村役場や自動車検査証明書交付所などへ足を運んでください。
そこで、「記念所蔵希望」という旨を伝え、廃車予定の車両情報や身分証明書などの必要書類を提出します。
その後、手数料を支払い、記念所蔵の証明書を受け取ります。
ナンバープレートを外す際には、いくつかの注意点があります。
まず、ナンバープレートは自分で外すことができますが、工具などを使用する場合には慎重に作業してください。
また、ナンバープレートを外した後は、穴が開くため別途補修が必要となる場合があります。
廃車手続きと同時にプレート類の処分も行われることが一般的ですので、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
記念所蔵されたナンバープレートは、所有者の思い出となります。
そのため正規の形で保存することが大切です。
保存方法としては、専用ファイルやケースに入れて保管する方法が一般的です。
また、特殊なフォトフレームやディスプレイケースを使って飾る方法も人気です。
自宅やオフィスなどで見る度に思い出を振り返ることができます。
さらに、インターネット上ではナンバープレート専門のオンラインショップやカスタムショップが存在します。
こうしたショップで、記念所蔵されたナンバープレートをアート作品やオリジナルグッズに加工してもらうこともできます。
そうすることで、思い出をより一層楽しむことができるでしょう。
思い入れのある車のナンバープレートは、廃車する際にも大切に残すことができます。
記念所蔵制度を利用し、正しく手続きを行いましょう。
そして、保存方法や利用方法についても考えてみると良いでしょう。
愛着のあるナンバープレートが、永遠の思い出となること間違いありません。
