自動車やバイクの所有者が変わる場合、名義変更の手続きが必要です。この手続きは「移転登録」とも呼ばれ、所有権を正式に新しい所有者へ移すために行われます。ここでは、自動車やバイクの名義変更の流れを具体的に解説します。
1. 名義変更が必要なタイミング
以下の状況で名義変更手続きが必要です:
- 自動車やバイクを売買した場合
- 相続や贈与で所有者が変わった場合
- リース車両を買い取った場合
2. 名義変更の手続きの流れ
(1) 必要書類の準備
名義変更を行う際、以下の書類が必要です:
- 車検証:現在の登録情報を確認します。
- 車庫証明書:
- 普通自動車:必須。
- 軽自動車やバイク:地域によって異なる。
- 譲渡証明書:売買や譲渡を証明する書類。旧所有者の署名または押印が必要。
- 委任状(代理人が申請する場合):旧所有者および新所有者それぞれの署名または押印が必要。
- 印鑑証明書:旧所有者および新所有者(軽自動車の場合は不要)。
- 住民票または登記事項証明書:新所有者の住所確認用。
- 自賠責保険証明書:保険の有効期限を確認。
- 自動車税申告書:税金の支払いに関する書類。
(2) 車庫証明の取得
新しい所有者が車両を保管する場所の車庫証明を取得します(軽自動車やバイクは不要な場合もあります)。
- 申請場所:保管場所を管轄する警察署。
- 必要書類:保管場所使用承諾書、所在図・配置図、申請書など。
(3) 管轄の登録事務所で手続き
名義変更手続きは、車両の種類に応じて以下の場所で行います:
- 普通自動車:管轄の陸運支局。
- 軽自動車:軽自動車検査協会。
- バイク:
- 125cc以下(原付):市区町村役場。
- 126cc以上:陸運支局。
(4) 必要費用の支払い
以下の費用が発生します:
- 登録手数料:普通自動車で約500円~1,000円。
- ナンバープレート代:管轄が変更になる場合に必要。
- 自動車税:新所有者が名義変更後に支払う。
(5) 名義変更の申請と確認
登録窓口で必要書類を提出し、名義変更を申請します。窓口で確認後、新しい車検証が発行されます。
(6) 新しいナンバープレートの交付(必要な場合)
新しい管轄地域に変更がある場合、新しいナンバープレートが交付されます。その場で取り付けるため、工具を持参してください。
3. 名義変更の注意点
(1) 手続きの期限
- 車両の譲渡後、15日以内に名義変更手続きを行う必要があります。
(2) 書類の不備に注意
- 書類に不備があると手続きが進まないため、事前に内容を確認してください。
(3) 軽自動車とバイクの違い
- 軽自動車とバイクの場合、印鑑証明書や車庫証明が不要な場合がありますが、地域によって異なるため確認が必要です。
4. 名義変更を代理で行う場合
(1) 代理人に依頼するケース
- 自分で手続きに行けない場合、行政書士や代行業者に依頼することができます。
(2) 必要書類
- 委任状(旧所有者・新所有者ともに署名または押印)。
- 代理人の身分証明書。
(3) 費用
- 代行費用は5,000円~10,000円程度が相場です。
5. 名義変更後の確認事項
(1) 車検証の確認
- 新しい所有者の情報が正確に記載されていることを確認します。
(2) 自賠責保険の名義変更
- 自賠責保険の名義を新所有者に変更する手続きも忘れずに行いましょう。
(3) 自動車税の支払い
- 名義変更後の年度から新所有者に自動車税が課されます。
6. まとめ
名義変更は、必要書類を揃えて期限内に手続きを行うことが重要です。特に、車庫証明や譲渡証明書の取得がスムーズな手続きの鍵となります。不明点がある場合は、管轄の陸運支局や軽自動車検査協会に問い合わせるか、行政書士に相談することで安心して進められます。

