中古車購入時にはどんな書類が必要？購入前にやるべきことも知っておこう

中古車を購入するときには、さまざまな書類が必要になります。とはいえ、何を準備しなければならないのかよくわからないという人も少なくないでしょう。

そのため、本記事では車の購入時に必要な書類について詳しく解説します。事前に書類の準備をしておくことで、スムーズに購入手続きを進めることができるでしょう。

中古車を購入するときに必要な書類は？

中古車を購入する場合には、いくつか必要な書類があります。ただし、普通自動車と軽自動車では、必要となる書類が異なります。そのため、必要となる書類を事前に確認しておき、間違いのないようにしましょう。ここでは、中古車購入に必要な書類を解説します。

普通自動車に必要な書類は、委任状・車検証・自賠責保険・印鑑証明と実印・車庫証明です。このうち、委任状と車検証、自賠責保険証に関しては販売店が準備してくれます。

印鑑証明は実印とセットで使用するものであり、間違いなく本人が購入することを証明するためのものでもあります。

また、印鑑証明書は有効期限があり、発行から3か月以内のものでなければ受理されないため、注意が必要です。また、車庫証明は警察署で申請し、交付してもらう必要があります。

車庫証明は、警察署に申請して交付してもらう必要があります。事前に警視庁のサイトを確認すると、必要書類や申請方法が記載されているので、まずは確認してから申請するとスムーズに進みます。

また、車庫証明を交付するには3～7日の時間が必要であり、申請時と交付時の2回は警察署に行かなくてはならないので、注意しましょう。

車庫証明は販売店や行政書士などの代理人が取得することもできますが、そうなると手間や労力はかからない代わりに、代理手数料がかかってしまうのがデメリットといえるでしょう。

軽自動車の必要書類は、普通自動車と大きく変わらず、委任状・車検証・自賠責保険は販売店の方で用意してくれます。また、印鑑証明と実印は必要がありません。

その代り、住民票を市町村役場で取得する必要があります。また、軽自動車の場合は基本的に車庫証明は必要がありません。ただし、地域によっては車庫証明を取得しなければならない場合があるため、事前に販売店に確認しておくことをおすすめします。

車を購入する際には、まずは予算と車種を決めます。車種は目的によって決める必要があるため、レジャーのために使うのか、日常的に通勤などに使うのかによってどのような機能を必要とするのかが異なるでしょう。

また、何人乗りにするのかは、家族の人数によっても違ってきます。予算内に収まるように、使い勝手の良い車を選ぶ必要があるでしょう。

予算が決まって、良い車があったら実際に店舗に行って試乗してみてください。問題がなければ、見積もりを出してもらいます。

ここまでの流れでは、とくに必要な書類はありません。見積もりに問題がなければ、書類を準備して契約をします。

そのため、必要となる書類はこの時までに準備しておくようにすると、スムーズに手続きを進められます。契約が完了し、代金を支払えば、あとは納車をするだけとなります。

契約までの流れは、新車も中古車も大きく変わるわけではありませんが、車を購入すると同時に、現在使用している車の売却をしたいという人もいるのではないでしょうか。売却を伴う場合には、必要となる書類が多少異なるため、その辺りもしっかり確認しておく必要があるでしょう。

普通自動車を売却する場合は、購入するための書類に加えて、自動車税納税証明書と譲渡証明書、リサイクル券が必要となります。

このうち、自動車税は毎年5月末までに支払うようになっているため、支払い終わったら領収証は1年間は取っておくようにしましょう。リサイクル券は、新車を購入したときリサイクル料金を支払っているため、その時に発行されています。譲渡証明書は、多くの場合販売店で用意されます。

車の購入に必要な書類はさまざまなものがありますが、多くの場合は販売店でほとんど用意してくれます。

一番取得に時間のかかる車庫証明に関しても、手数料を支払えば販売店側で取得してくれるので、平日に時間が取れない、といった場合には代理で取得してもらうと良いでしょう。早めに用意できる書類は用意しておくことで、スムーズに手続きを進められます。