駐車場がなくても車は欲しい、といった時もあるのではないでしょうか。しかし、駐車場がないのに車を購入することが可能なのかどうか、気になる人もいるでしょう。
基本的には駐車場ありきで車の購入をすることになりますが、中には駐車場がなくても車を購入できるケースもあります。
本記事では、駐車場がないけど車が欲しい、といった人のために、そのようにすれば車の購入ができるのかを詳しく解説します。
車の購入は自宅に駐車場がない場合でも可能？
車の購入は、自宅に駐車場がない場合でも可能なのかというと、実は可能なケースもあります。駐車場がなくて購入するのは、車に乗って出かけたいというよりは、車を観賞用として保管しておきたいといった場合が該当します。
その場合は、車を廃車にしてしまうことで「置物」として購入できるため、駐車場の必要がありません。その場合は、車検費用や保険料なども必要ないため、車を所有することによる余分な費用は必要なくなります。
公道を走るなら駐車場が必要
公道を走る通常の車が欲しいなら、駐車場が必要です。なぜなら、車を所有する際には、必ず車を保管する場所があるかどうかを証明しなければならないからです。
その際に必要となるのが車庫証明であり、車庫証明がなければ、購入することはできても納車されません。そのため、公道を走る車を購入したのなら、駐車場を確保しておく必要があります。
もし駐車場がないのにある、などと虚偽の書類を提出したら罰金を科せられるので注意しましょう。
車庫証明とは
車庫証明とは、車の保管場所があるということを証明するためのモノであり、公道を走る車を所有する際には必ず必要となる書類でもあります。
車庫証明がないままに車を所有していると、罰金が科せられてしまう可能性があるため、気をつけなくてはなりません。また、車を購入しても車庫証明がなければ納車ができないので、意味がないでしょう。
車庫証明の取得
車庫証明の取得は、自分で行うことができます。特に難しいことはなく、警察署の窓口で必要な書類を貰って記載するだけです。書類をインターネットからダウンロードする際には、複写になっている書類は3枚だし、複写分もすべて手書きで書かなければならないので注意が必要です。
記載した書類と2,000円程度の手数料を支払って申請すると、交付日を教えてもらえるので再度交付日に警察署に行って交付してもらってください。
交付時にもらうシールは必ず車の後部ガラスの部分に貼り付けておきましょう。このシールがないと、警察に車庫証明を出していないことを疑われてしまうからです。
駐車場の違いとは
車を購入する際には駐車場を用意しなければなりませんが、だからといって必ずしも自分の土地でなければならないということはありません。車を置く場所さえ確保できるなら、賃貸の駐車場でも大丈夫です。賃貸で駐車場を確保する場合は、月極駐車場などを探してみると良いでしょう。
料金は駐車場の立地や設備によってさまざまなので、購入前に決めておくことをおすすめします。ただし、自宅から直線距離で2km以内でなければ車の保管場所としては認められないため、選ぶ時は注意しましょう。
また、駐車場を借りるのであれば、車庫証明を取得するときに管理会社かオーナーに「保管場所使用承諾書」を書いてもらう必要があります。手数料の相場は3,000～20,000円程度ですが、事前に確認しておくことをおすすめします。
自己所有の場合は
土地が自己所有の場合は、保管場所使用権限疎明書面（自認書）を自分で記載するだけでよく、余分な費用は掛かりません。ただし、出入りしやすい場所であること、車のすべてが入るだけのスペースがあることなどの条件を満たしていることが重要です。
条件に合う土地があるなら、駐車場として活用してみると良いでしょう。また、親族所有の土地であっても、親族の承諾があれば車庫証明を取得することができます。その場合は、賃料がある・なしに関わらず保管場所使用承諾書に記載してもらう必要があります。
駐車場を選ぶポイント
駐車場を選ぶポイントには、以下のようなものがあります。
- 駐車場の種類と賃料
- 駐車のスペース
- 駐車場までのアクセス
それぞれどういった点に注目するべきなのかを把握しておきましょう。
駐車場の種類と賃料
駐車場にはさまざまな種類があります。もちろんマンションやアパートの敷地内駐車場があればそのほうが良いですが、ない場合は他で見つけることが大切です。
その際、屋内駐車場がいいのか屋外駐車場がいいのかを決める必要があります。または、立体駐車場という選択肢もあるでしょう。例えば、屋外駐車場は雨や風にさらされ、砂や砂利が飛んでくる可能性があります。
屋内駐車場はそういった自然からは守られますが、車を置けるスペースが限られていて、混雑している時間帯は出るのに時間がかかってしまうことも考えられます。
また、費用の問題もあるでしょう。立地条件が同じなら、屋内駐車場の方が高くなるのではないでしょうか。毎月支払える金額で収まる駐車場を探す必要があります。
駐車のスペース
駐車のスペースは、地下駐車場や立体駐車場といった屋内の駐車場によくある問題であり、駐車スペースが狭いだけでなく、通路の幅や入り口が狭い場合もあるため、注意が必要です。
自分の運転する車の大きさと駐車スペースを比べてみて、きちんと駐車スペースに収めることができるかどうかを検討しましょう。あまり運転や駐車に自信がないという人であれば、なるべく通路の幅が広い駐車場を探してみることをおすすめします。
駐車場までのアクセス
駐車場までのアクセスも、選ぶうえで重要なポイントです。駐車場までが遠すぎると、車を使いづらくなってしまうでしょう。
また、本拠とした住所から2km異常は慣れていては、駐車場として認められません。そのため、条件に合うなるべく近い駐車場を見つけるようにしましょう。
まとめ
本記事では、駐車場がなくても車を購入することができるかどうかについて詳しく解説してきました。原則として、駐車場がなくては車を購入することはできません。
ただし、車としての用途ではなく鑑賞用として部屋に置いておきたいというのであれば、駐車場がなくても問題はないといえます。基本的には駐車場を先に用意してから、気に入った車を購入するようにしましょう。
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