車を購入する際に、住民票が必要なのかどうかを知りたい、という人もいるのではないでしょうか。実は、車を購入する際に、住民票が必要になる場合と必要ない場合があります。本記事では、どういったときに住民票が必要になるのかを詳しく解説します。
住民票が必要なのは所有者と使用者が異なるケース
普通自動車を購入する際には、通常住民票は必要ありません。しかし、所有者と使用者が異なる場合には、車庫証明を取得する際に住民票が必要となります。つまり、普通自動車を購入する際に住民票が必要になるのは、車庫証明を取得する必要があるからです。
また、車の登録を抹消したものを復活して新規登録する際にも、所有者と使用者が異なるなら住民票が必要です。名義変更をするときや自動車の住所変更のときに、所有者と使用者が違う場合に必要になります。また、軽自動車を購入する際にも必要となるので、覚えておくと良いでしょう。
基本的に、車庫証明を必要とするのは使用者の住所を確認するためなので、必ずしも住民票でなくてはならないということはありません。印鑑登録証明書や自動車検査証でも問題はなく、用意しやすい書類を準備しておくようにしましょう。
とはいえ、記載してある住所が現住所と異なっている場合には、使えません。そのため、確実に住所が確認できる書類を用意する必要があります。
住民票とは
住民票は、市町村や特別区で作成されているものであり、人口調査や選挙人の登録などで利用されています。もちろん現住所の確認書類として役立てることもでき、氏名や生年月日・性別・戸籍・世帯などといった情報が記載されています。
そのほかにも、市町村の住民になった日付や住所変更を行ったときの日付なども詳しく載せられています。そもそも住民票は、現住所を証明するための書類なので、引っ越しなどで住所が変わる際には、必ず移動をしなければなりません。
住民票の発行
住民票を発行するためには、現住所の所定の市町村役場に行く必要があります。窓口で住民票の申請書に必要事項を記入し、提出するとすぐに発行してもらうことが可能です。
申請書に関しては、各市町村役場の公式サイトからダウンロードすることも可能なので、事前に記入してから持っていくこともできます。
また、現住所以外の市町村役場であっても交付が可能なため、もしどうしても出先で必要になった、ということがあれば近くの市町村役場で発行できるかどうかを確認してみると良いでしょう。
とはいえ、現住所のある市町村でないところの役場から住民票を発行すると、戸籍の記載が省略されているものが渡されるので、気を付けるようにしましょう。
身分証明書と認印
住民票を取得するためには、身分証が必要になります。なぜなら、住民票を取得できるのは、本人か同一世帯の家族のみとなっているからです。身分証で本人確認がされるため、車の運転免許やパスポートなどを持参しておくと良いでしょう。
そのほか、認め印を必要とする場合があるため、忘れずに持っていくと良いでしょう。印鑑は、シャチハタでもよいところとダメなところがあります。各市町村役場によって異なるため、気になる場合は事前に確認しておくようにしましょう。
費用
住民票の発行手数料は地域によって多少異なりますが、1通300円前後となっています。また、地域によってはマイナンバーカードを持っていれば、コンビニなどでも手軽に発行することができます。コンビニで交付する際ももちろん料金はかかります。
これも地域によるので一概には言えませんが、中には役場で発行するよりも安い場合もあるため、試してみるのもよいでしょう。市町村の公式サイトを見ても費用がわかるため、一度見てみると良いのではないでしょうか。
有効期限がある
住民票は、一度取得したら中身に変更がない限りずっと使えるのでは、と考えるかもしれませんが、そのようなことはできません。もちろん住民票そのものには有効期限などありませんが、提出を求められている場合は、提出先が有効期限を定めている可能性があります。
そういった場合の多くは、有効期限が3か月とされています。有効期限の切れた住民票は自動車の購入や名義変更をする際に使用することができないため、注意しましょう。取得してからあまりに時間が経過している住民票では信頼度が低くなります。そのため、必ず新しく取得した住民票を使用しましょう。
車の購入に必要な書類は？
車の購入に必要な書類は、運転免許証や実印、印鑑証明書などがありますが、住民票を取得する必要があるのは基本的に軽自動車です。普通自動車の場合は、車庫証明などを取得する際に必要となる程度です。また、必要となる書類は普通自動車のほうが多いです。
また、普通自動車を購入する際は、必ず実印と印鑑証明書を用意しましょう。軽自動車の場合は認印で問題ないですがシャチハタは使えないため、注意が必要です。
よくある質問
車を購入する際には、さまざまな書類が必要になります。そろえなければならない書類は、普通自動車を購入するか軽自動車を購入するかによって異なります。ここでは、自動車の購入時に必要となる書類に関してよくある質問をピックアップしました。
住民票が必要になるケースとは？
一般的に住民票が必要となるのは、軽自動車を購入するときか、普通自動車であれば所有者と契約者が異なる場合に車庫証明を取得する際に必要となります。
現住所と異なる都道府県の販売店で車は購入はできるのか
現住所とまったく別の都道府県の販売店から、車は購入することができます。購入自体はどこからでも購入が可能ですが、販売店がその地域にしかなかったりした場合は、県をまたいで手続きしなければならなかったり、納車の時に家までもってきてもらうのにかなり費用が掛かります。
まとめ
車を購入する際には、普通自動車はともかく、軽自動車の場合は住民票が必要になります。今回は、車の購入時に住民票が必要になります。住民票だけでなくほかにも多くの書類が必要となるため、まずは一度、必要となる書類をしっかりそろえてみてください。
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