車検証の名前を変更したいとなったときに、どうすればよいか手続きの方法がわからないという人もいるのではないでしょうか。たとえば、結婚したときや引っ越しの時など、名前を変更したり住所を変更したりといったことが必要になりますよね。
手続きをきちんとしておかなければいざというときに保険が適用できない場合もあるからです。本記事では、車検証の名義変更や住所変更について、どのような手続きをするべきなのかを詳しく解説します。これから結婚や引っ越しを考えているなら、ぜひ参考にしてみてください。
車検証の名前変更
結婚して名字が変わったときなどには、車検証の名前の変更が必要になります。また、親子間で車を譲りたいときなどにも、車検証の名義変更が必要です。
ただし、ここで勘違いしてはいけないのが、名義変更と名前変更は異なるという点です。結婚で名字が変わるのは名前変更ですが、人から人へ所有者を変更するのは、名義変更になるのです。名前変更は、あくまでも所有者の名前が変わるだけで、所有者自体が変わるわけではありません。
名前変更が必要な時は、結婚したときや住所が変わったとき、駐車場を変更したときなどです。名義変更が必要なのは、車を譲り受けた時やネットオークションで中古車を購入したときなどです。
名前や住所を変更したときには、15日以内に手続きをしてください。放置したままでいると、50万円以下の罰金を科せられる場合があります。時間がなかった、などという言い訳は通用しないので、必ず期限内に手続きを行うようにしてください。
車検証の変更手続きに必要な書類
車検証の名前や住所を変更するときに必要な書類は、以下の通りです。
- 車検証
- 戸籍謄本
- 所有者の委任状
- 所有者の車庫証明書
- 使用者の委任状
- 使用者の住民票
- 手数料納付書
- 納税申告書
- 申請書
それぞれ、所有者と使用者の名義が同じ場合や、所有者と使用者の名義が異なる場合など、ケースによって必要な書類が異なるため、注意しましょう。
また、住民票は取得から3か月以内のものを用意する必要があり、車庫証明の期限は取得から1か月となっています。早めに書類を用意しておきたいという場合は、期限切れにならないように注意しましょう。
車検証の名前変更や住所変更に費用は掛かる?
車検証の名前変更や住所変更の場合は、運輸支局の登録費用に350円程度、住民票を取得するのに300円程度が必要です。また、ナンバープレートの変更がある場合には数千円程度かかります。ナンバープレートは、希望する図柄やナンバーがある場合には7,000円以上かかることもあります。
車検証の名前変更の手続きの流れ
書類をそろえたら、名前変更の手続きを行いましょう。名前を変更するには、運輸支局へ書類を提出しなければなりません。書類にとくに問題がなければ車検証の交付はその日のうちにしてもらえます。
車検証の交付が終了したら、運輸支局に併設されている税事務所へ変更申告を行いましょう。自動車税・自動車取得税申告書と車検証を提出すると手続きをしてくれます。
まとめ
車検証の名前変更と名義変更は、意味が異なります。一緒にしないように注意しましょう。結婚や引っ越しに伴う住所変更などをした時には、忘れずに車検証の名前や住所を変更しておいてください。近々結婚や引っ越しの予定があるのなら、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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