車を買い替える際に印鑑証明が必要な理由と必要ないケースについて解説

車を買い替える際に、印鑑証明が必要になるのかどうかが気になっているという人もいるのではないでしょうか。印鑑証明は、普段あまり構う必要がないため、よくわからないという人もいるでしょう。

うっかり登録した印鑑がどれかわからなくなった、という人もいるかもしれません。本記事では、車の購入時に印鑑証明が必要なのかどうかを詳しくみていきましょう。

普通自動車の買い替え時には印鑑証明が必要

普通自動車は資産となるため、契約書には必ず印鑑が必要です。契約書に押す印鑑は実印となっていて、その印鑑が間違いなく本人のものであることを確認するために、印鑑登録証明書が必要になります。

ちなみに、印鑑登録証明書の必要枚数は、車の購入方法や買取車の有無によって異なるため、注意が必要です。現金で購入した場合には、下取車・買取車がない場合には、印鑑登録証明書は1通でよく、下取車・買取車があるなら2通必要です。

ローンで購入した場合には、下取車・買取車がない場合には印鑑登録証明書は不要となっていて、下取車・買取車がある場合には、1通必要になります。

基本的に印鑑証明が必要になるのは、普通自動車を購入したときであり、軽自動車を購入したときには不要になります。

なぜなら、軽自動車は封通自動車とは異なり、資産としてみなされないからです。そのため、売買をするときには、運転免許証や住民票は必要になるものの、印鑑証明は必要ではありません。

そもそも印鑑証明とは、書類に押した印鑑が確実に本人のものだと証明するためのものです。印鑑証明は、ただ単に印鑑が登録してあるというだけでなく、氏名、住所、生年月日などの個人情報が記載されています。

印鑑証明によって証明される実印は、第三者によって間違いなく本人のものであると証明されるものであり、重要な取引書類や契約書などに使用されることが多くあります。ただし、実印があるだけでは意味をなさず、印鑑証明があってこそ、初めて実印はその効力を持ちます。

印鑑証明の取得は、印鑑登録をしてあるのなら、印鑑登録をした市町村役場へ行って手続きをするだけです。発行には300～350円程度かかりますが、即日発行が可能です。

実印を登録する時には、実印として登録したい印鑑を持って行けばよいですが、登録できる印鑑は「印影が直径8.0mm～25.0mmの正方形に収まる大きさ」などといった規定があるので注意しましょう。

印鑑証明は、印鑑を登録すればそのままずっと使用できます。しかし、毎回印鑑証明を取得するのが面倒だからといって、同じ印鑑証明をずっと使いまわすことはできません。なぜなら、印鑑証明の期限は取得から3か月以内と決められているからです。

また、もし登録した印鑑をなくしてしまったら、早めに登録をし直すようにしましょう。登録だけはしておかなくては、いざ印鑑証明と実印が必要といわれたときに、対処ができなくなってしまいます。

印鑑証明は、車の購入時に必要となります。ただし、印鑑証明がなければ印鑑登録をすればよいだけです。登録には長くかかるわけではないので、車の購入を決めた時点で、登録できるようにしておきましょう。ただし、印鑑証明を事前に用意しておくこともできますが、期限切れには注意が必要です。