車検証の登録変更手続きは必要?申請方法や費用を知っておこう

車の購入と売却と譲渡

車検証の登録手続きは必要なのか不要なのか知りたいという人もいるのではないでしょうか。とくに引っ越しで住所が変わったときや、結婚で名前が変わったときなどはどうすればよいのか、気になる人もいるでしょう。

本記事では、車検証の登録変更が必要な手続きについて詳しく解説します。もし住所や名字が変故意になる場合は、ぜひ参考にしてみてください。

車検証の登録変更手続きが必要なケース

車検証の登録変更手続きが必要なケースは、引っ越しなどで住所が変わった場合、もしくは結婚などで氏名が変わった場合です。

きちんと手続きができていなければ、デメリットがあります。なぜなら、法律で定められているからです。ここでは、車検証の登録変更について確認しておきましょう。

手続きの期限

住所変更をした場合の手続きの期限は、転入してから15日以内と決まっています。もし引っ越しをしても事情があって住所変更はしていない、という場合でも、引っ越し先で車を使用するなら新しい住所で登録をしなおさなくてはなりません。

そのため、たとえ自分の住所を変更していない場合でも、車を新しい住所に移動するなら必ず期限内に手続きはするようにしてください。

車検証の登録変更手続きをしなかった場合

車検証の登録変更手続きをしなかった場合には、自動車税の納付書などの必要な書類が手元に届かなくなる可能性があります。届かなければ、税金の滞納ということになってしまいます。

期限までに自動車税を払えなければ延滞金がついてしまうこともあるので、注意が必要です。また、事故があった際など、自賠責保険や任意保険などが適用されない可能性があります。

なぜなら、必要な手続きをしていなければ、実際の状況と契約内容が異なる可能性があるからです。そのため、きちんと手続きができていない場合には、これらのデメリットがあるので、きちんと期限内に手続きをしましょう。

手続きを自分でしなくていい場合もある

もし、引っ越しや結婚をするときに、そこまで日をおかずに車検を受けなくてはならない場合は、車検を受けるときに同時に変更手続きをすることが可能です。

住所変更を依頼するだけで、自分で書類の用意や手続きをする必要がないため、余分な時間が取られることもありません。しかし、もしナンバープレートも変更しなくてはならないようなら、別途費用が掛かるため、注意しましょう。事前に金額などを確認しておくのもおすすめです。

期限は守らなければならない

登録変更の期限は、過ぎてしまうと罰金が科せられる場合があります。基本的には公立で定められていることなので、忙しかったから、などといったことは通用しません。そのため、引っ越しなどをした時には、忘れないために早めに手続きをしておくようにしましょう。

住所・氏名変更以外に手続きが必要なケース

実際のところ、住所の変更や氏名の変更時以外にも必要になることがあります。具体的には、車検証を紛失した場合・車検証の有効期限が切れてしまった場合・売買や譲渡で名義を変更する場合などです。

特に車検証を紛失してしまった場合や車検の有効期限が切れてしまった場合は、早めの対処が必要です。なぜなら、いざというときには必ず車検証が必要になるからです。そのため、どの場合であっても早めに手続きをしておくようにしましょう。

車検証の登録変更手続きの申請場所

車検証の変更手続きは、管轄となる運輸支局で行います。管轄となる運輸支局がこれまでと変わらなければ、難しい手続きなどは一切なく、必要な書類を提出するだけで大丈夫です。

ただし、管轄が変わる場合は、自動車を運輸支局までもっていく必要があります。ナンバープレートの発行などもあるため、手続きについて気になることがあるなら、事前に運輸支局に電話してみると良いでしょう。

ちなみに、軽自動車の場合は運輸支局ではなく、軽自動車検査協会で手続きを行うので、間違えないようにしましょう。

車検証の登録変更手続きに必要なもの

住所変更をした場合に車検証の変更手続きに必要なものは、以下の書類です。

  • 自動車検査証
  • 申請書
  • 手数料納付書
  • 新しい住所を証明する書類
  • 委任状
  • 自動車保管証明書(必要な地域のみ)

車検証の変更手続きに必要な車類は、車検証だけではありません。車検証は当然として、運輸支局に提出する申請書や自動車検査登録印紙を添付した手数料納付書、住民票などの新しい住所を証明する書類などが必要になります。

また、代理で申請する場合には、委任状を用意しなくてはなりません。もし使用者と所有者が異なる場合には、委任状は所有者の委任状と使用者の委任状の2枚が必要です。そのほか、住民票や印鑑証明といった使用者の住所を証する書面も必要になります。

苗字を変更したときは必要書類が異なる

結婚などで苗字を変更した場合は、住所変更の時とは必要書類が異なります。苗字の変更であれば、以下の書類を用意しておきましょう。

  • 自動車検査証
  • 戸籍謄本
  • 手数料納付書
  • 納税申告書
  • 申請書

もし本人以外が手続きを行うのなら、上記の書類に加えて委任状が必要になります。

車検証の登録変更手続きに必要な費用

車検証の登録変更手続きは、無料ではありません。有料での手続きが必要なので、料金についても把握しておくようにしましょう。登録手数料は、どこの運輸支局で行っても一律で350円です。

もし、運輸支局の管轄が異なるようなら、ナンバープレートを変えなくてはならず、1,500円程度費用が掛かります。ナンバープレートの変更に関する費用は地域によっても異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

ただし、希望ナンバーにしたいのであれば、3,900円~5,900円程度の費用が掛かります。さらに、図柄ナンバーが良いということであればより費用が高くなり、7,000円~9,200円程度となっているので、注意が必要です。

そのほか、車庫証明費用として2,500円~3,000円程度かかります。こちらも地域によって異なるので、はっきりと断言はできません。

車検証の手続きでよくある質問

ここでは、車検証の手続きに関してよくある質問をピックアップしました。気になる不安や疑問があるなら、参考にしてみてください。

住所変更の手続き期限は?

引っ越しなどで住所が変わる場合は、15日以内に手続きを行う必要があります。遅れると罰則が科せられることがあるので、注意しましょう。

住所変更をしなければどうなる?

住所変更をしていなければ、自動車税の納付書などが前の住所に届くため、税金を滞納してしまう危険があります。

また、そのほかの必要書類なども手元に届かないでしょう。何かトラブルがあった際に、自動車保険の対象外となってしまう可能性もあります。

車検証はコピーの携帯でもよい?

なにかあったときに心配だから、車に携帯しておくのはコピーがいいという人もいますが、原則として車には車検証の原本を載せておく必要があります。

もし車に車検証の原本をのせていない場合は、法律違反になるため、罰金が科せられるケースがあります。

まとめ

車検証の登録変更手続きは、住所が変わったり氏名が変わったりした際に、かならずおこなわなくてはなりません。なぜなら、法律で決まっているからです。

手続きをしないままにトラブルにあってしまうと、保険では対応できない場合もあるため、注意が必要です。できるだけ早く、手続きを行うようにしましょう。

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