車の所有者が変わったときには、名義変更をしなくてはなりません。しかし、名義変更の手続きについてよくわからないといった場合には、どうすればよいのか、と悩む人もいるでしょう。ここでは、車の名義変更の手続きについて詳しく解説します。
名義変更の理由
名義変更は、車の所有者が変わったらすぐに行わなくてはなりません。一応15日間という期限が設けてあり、期間内に名義変更の手続きができていない場合には50万円以下の罰金が科される危険もあります。
また、名義変更をしていなければ自動車税の通知や保険の通知など、重要な書類も手元に届きません。何より、何かトラブルがあった際に保険の支払いがしてもらえない可能性があります。そのため、名義変更は必ずしなければならない手続きであるといえるでしょう。
名義変更にかかる時間
名義変更は本来窓口で書類を提出するとすぐにしてもらえる手続きで、複雑な手順などは必要なく、いろいろな部署をたらいまわしにされるといったこともありません。
一般的には30~60分程度でできますが、窓口が混んでいたらそれ以上の時間がかかってしまいます。スムーズに手続きをするためにも、なるべく時間に余裕をもって、比較的すいている時間を狙うようにすると良いでしょう。
車の名義変更が必要になる場合
車の名義変更が必要になるのは、家族間、もしくは知人同士で車の譲渡が行われたときです。そのほかにも車を相続したときやローンを完済したときにも 名義変更を行わなくてはなりません。とくに、車を相続した場合には、名義変更を忘れる場合があるので注意しましょう。
名義変更の書類は事前に用意しておこう
陸運局で名義変更をする際に、書類をその場で書いていると時間がかかってしまいます。そのため、書類は事前にそろえておくことをおすすめします。
また、名義変更の手続きは代理人に代行を依頼することも可能ですが、行政書士などに代行を依頼すると数千円~数万円の代行手数料が必要になります。その分手間がかからず、不備やトラブルもなく行ってくれるでしょう。
陸運局での名義変更の手続き方法
名義変更を行う場合は、管轄となる陸運局で手続きをします。手数料納付書、自動車税・自動車取得税申告書、申請書の3つの書類は陸運局にあるので窓口で当日記入します。
そのほかの書類は事前に用意しておくことが重要ではありますが、書類には有効期限があるので注意が必要です。ちなみにナンバーの図柄に希望がある場合は、事前に運輸支局で手続きをしてください。
当日いきなりはできません。書類を記入したら、手数料と一緒に窓口に提出します。とくに不備がなければそのまま受理されます。車検証は遅くても1時間程度で交付されるので、その日のうちに手続きは終了です。新しい車検証の中身に間違いがないかを確認し、問題がなければ車に乗せておきましょう。
車検証を受け取ったら税申告窓口で税金の申告をして、納税を行います。そのため、ある程度まとまったお金を持っていく必要があることを覚えておきましょう。もしナンバープレートに変更があるなら、最後に受け取ります。現在のナンバープレートを返納して新しいものを受け取ってください。
まとめ
陸運局で名義変更をするのは、難しいことではありません。必要な書類をそろえて、窓口に行くだけです。ただし、税金の申告と納税があるため、ある程度まとまった金額を持っておきましょう。車を購入、もしくは譲渡された際には忘れずに名義変更をしておきましょう。
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