中古車を売るにはどうすればいい？やり方や名義変更について解説

「中古車を売却する際に、どうすればいいのかわからない」「名義変更をしたいけどやり方がよくわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。中古車を売却する際には、名義変更の手続きが必須です。

なぜなら、中古車を販売する際には、所有権も譲渡されるからです。本記事では、中古車を販売するときの名義変更の流れや注意点について詳しく解説します。これから車の売却を考えているという人は、ぜひ参考にしてみてください。

中古車を売却する際の名義変更の流れ

中古車を売却する際には、名義変更が必要です。名義変更の手続きは管轄となる運輸支局で行います。名義変更をするときには、以下の流れで行いましょう。

基本的には、必要になる書類を用意して、運輸支局に提出するだけなので、難しいことはありません。必要となる書類は、車検証・印鑑証明書・委任状・譲渡証明書・新所有者の車庫証明書が必要になります。印鑑証明は取得から3か月以内のものを使用しなければならないので注意しましょう。

また、車庫証明は申請してから交付までに1週間程度かかるため、早めに取得しておく必要があります。書類がそろったら、管轄となる運輸支局へ行って提出しましょう。運輸支局では「手数料納付書」、「自動車税申告書」、「申請書」の3枚の書類を受け取って記入してから一緒に提出します。

名義変更の手続きは、代理でプロフェッショナルに依頼することも可能です。自力で手続きをすると手数料の500円程度で済みますが、もし行政書士や販売店に依頼すると15,000円前後位の手数料がかかるので、よく考えてからにしましょう。

中古の売却で注意するべきことは、必ず名義変更をしなければならないということです。たとえば、事故を起こしたとして、名義が旧所有者のままになっていると、旧所有者が加害者として疑われてしまいます。

また、保険に関しても名義変更が適切に行われていない場合は、保険が適用されなくなってしまいます。そのほか、自動車税の請求書は名義人のもとへと発送されるため、きちんと名義変更できていなければトラブルになってしまうでしょう。

とくに自動車税は期限があるため、注意が必要です。自動車税は4月1日時点で車を所有している場合に税金が決定されるため、名義変更は3月には終えておく必要があります。車を購入したときにすぐに名義変更を行うことで、これらのトラブルは避けることができるでしょう。

車は法律で所有権が認められているため、車検証には必ず名義人が記載されています。そのため、車の名義人は権利を主張でき、同時に税金の支払いなどの義務も負うことになります。

名義変更をしていない場合、名義人とは異なる人が所有者であったとしても、名義人が車の所有者となってしまいます。そのため、名義変更は速やかに行いましょう。

車を売却したくても、名義変更ができない場合があります。主に、ローン会社が名義人の場合であり、ローンを完済していれば名義変更は可能ですが、ローンが残っている場合は、名義変更ができません。そのため、売却する場合は、必ずローンを完済してからにしましょう。

また、車の所有者が亡くなっている場合は、通常の名義変更の書類に加えて、戸籍謄本や遺産分割協議書が必要になります。詳しくは弁護士などのプロフェッショナルに相談すると良いでしょう。

名義変更の手間は、売却先によって異なります。たとえば、個人間で売買するときには、書類をそろえるだけでなく手続きまですべて自分で行わなくてはなりません。

個人間の売買は名義変更の手続きなどでトラブルが起こる可能性もあるため、注意が必要です。中古車販売店などの業者に売却するときには、業者が手続きのほとんどを代行してくれるため、自分ですることは少なくなります。また、業者を通すことでトラブルも起きにくいでしょう。

車を売却する際には、名義変更を忘れずにしましょう。自分で手続きをすることは可能ですが、手数料を支払えば販売店や行政書士に代行してもらうこともできるため、面倒だったりとトラブルがいやだったりする場合には、代行してもらうのもおすすめです。

本記事では、車の売却時の名義変更について詳しく解説しました。車の売却をしたいと考えているなら、この記事を参考にしてみてくださいね。