車庫証明は、車のディーラーや行政書士などに依頼をして取得することができますが、方法自体はそれほど難しくありません。そのため、自分自身で取得することも可能です。
今回は、自分で車庫証明を取得する方法について詳しく解説します。必要な費用や書類についても記載するので、自分で取りたいと考えているなら参考にしてみてくださいね。
車庫証明は自分でも取れるのか
車庫証明は、自分で取ることができます。そのため、必ずしも費用をかけて代理人に依頼する必要はありません。
もし、車を購入したけど費用をかけて車庫証明の取得を依頼するのは納得できないというのであれば、自分自身で書類を用意して依頼すると良いでしょう。
車庫証明を自分で取るには
車庫証明を自分で取る方法は、必要な書類を用意して、警察署に行くだけです。特に難しいことはないですが、警察署は平日の昼間しか開いていないため、車庫証明の取得のためには日中に時間を取らなくてはなりません。
また、警察署には申請時と交付時の2回行く必要があるので、平日に2回、時間をとる必要があります。これらの問題さえクリアできれば、車庫証明を自分自身で取得することができますよ。
車庫証明は絶対に必要
車庫種応名を取得していなければ、罰金を科せられる可能性があります。例えば、車庫がなくて長期間道路に車を停めたままにしていると、20万円以下の罰金が科される可能性があります。
また、うその情報を記載しても、罰金が科せられる可能性があるため、注意が必要です。車の保持には、車を保管する場所があることを証明することが条件のため、必ず保管場所があることを証明する「車庫証明」を取得してください。
車庫証明の取得は法律で定められている義務となっているので、取得忘れがないようにしましょう。
車庫証明書の費用
車庫証明を取得するのに必要となる費用は、実は都道府県によって違いがあります。とはいえ、何千円も違うというわけではありません。
基本的には、2,100～2,300円の間で取得が可能です。そのほか、車の後ろの窓ガラスに貼るための、車庫証明を取得していることを証明するシールの費用として500円～610円が必要になります。
また、軽自動車の場合は特に車庫証明は必要ありませんが、地域によっては届け出が必要となります。届け出のためにかかる費用は500～600円程度です。
その他、車を置くために賃貸の駐車場を借りている場合は、管理会社やオーナーに書類を書いてもらう必要があり、そのための費用がかかります。
親せきや知人に借りている場合は無料で書いてくれることもありますが、基本的には3,000～25,000円程度がかかると考えておくと良いでしょう。
費用は事前に確認しておくほうがおすすめです。不動産会社を通している場合には、自分で連絡をしなくても不動産会社が手配してくれる場合があります。
もし車庫証明の取得を代理人に依頼した場合は、5,000～20,000円程度の費用がかかるため、注意が必要です。
車庫証明の書類
車庫証明に必要な書類の多くは、警察署のホームページから取得できます。ただし、ダウンロードできる環境やデバイスがない、という場合もあるでしょう。
そういった場合には、管轄となる警察署の窓口に行くことで車庫証明の取得に必要な書類を貰うことができます。
その場合は、手続きも含めて3回、警察署に行く必要があるため、平日に時間が取れる人でなければ自分で取得するのは難しいかもしれません。
ちなみに、車庫証明の取得に必要な所依類は、駐車場の位置を知るための「保管場所の所在図・配置図」と「自認書（保管場所使用権原疎明書面）」、それに車庫証明を交付してもらうための「自動車保管場所証明申請書」です。
もしサイトからダウンロードした場合は、複写になっていないため、同じ内容の書類を複数枚記入する必要があることを覚えておきましょう。
書類は項目に沿って記載するだけなので難しいこともないですが、記載内容が住民票などと違うと受理されません。
そのため、住所が違ったり結婚などで名前が変わったりといった場合には、間違えないように注意が必要です。駐車場の配置図は手書きが面倒なら、印刷した地図を張り付けても問題がないですよ。
車庫証明に関するQ&A
車庫証明に関する疑問や質問があるという人も少なくないでしょう。ここでは、車庫証明に関してよくある質問をピックアップしたので、取得しなければならないという人はぜひ、参考にしてみてください。
賃貸駐車場でも車庫証明が必要？
賃貸でも、車庫証明は必要です。その場合は、管理会社やオーナーに書類を書いて押印してもらう必要があります。
賃貸は手数料が取られる場合がほとんどですが、手数料は3,000～25,000円程度とかなり幅があります。とくに金額が決まっているわけではないため、事前に確認しておくことが大切です。
車庫証明の重複はできる？
原則、できません。1つの車庫に保管できる車は1台のみだからです。もし何らかの事情があって同じ敷地の車庫証明が2枚になってしまう場合は、必ず警察署で相談してからにしましょう。
勝手に書類上のことだから、と判断してそのまま提出してしまうと、違反とされてしまいます。
賃貸物件を借りている場合の車庫証明は取得できる？
基本的には可能です。駐車場があるアパートやマンションの場合は、管理会社やオーナーが書類を事前に預かっている場合があるため、確認しておくと良いでしょう。
ただし、条件が満たせないアパートやマンションの場合は車庫証明が取得できない場合もあるため、車を持っているかこれから購入しようと考えている場合は、契約前に必ず車庫について確認しておいてください。
まとめ
車庫証明は、自分で取得するのは難しいわけではありません。しかし、平日の昼間に警察署に行かなければならないというのがネックになる人も少なくないでしょう。
車庫証明は、取得するのに期限があり、遅れてしまうと罰金を科せられることもあるため、もし時間が無いようなら行政書士などに代行依頼をするのも一つの手段です。
自分に合った方法で、取得するようにしましょう。
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