車の買い替え時に必要な書類や手続きについて

車の購入と売却と譲渡

車が古くなったり、新しい車が欲しくなったりしたときには、買い替えを検討することもあるでしょう。しかし、車の買い替え時にどのような書類が必要なのか、手続きは何をすればいいのかといったことを把握しておく必要があります。今回は、車の買い替え時に必要な書類や手続きについて詳しく解説します。

車買い替え時の手続きは?

車の買い替え時には、どのような手続きをすればいいのかが気になっているという人もいるのではないでしょうか。車を買い替えるのは手続きが面倒そう、手間がかかりそう、と悩んでいる人もいるかもしれません。

しかし、車の買い替え手続きのほとんどは販売店がやってくれるため、実はそれほど面倒というわけではないのが、実際のところです。ここでは、車の手続きに関して詳しくみていきましょう。

購入したい車を探す

まずは、どの車を購入したいのか、車の条件を確認しておきましょう。理想の車が見つかればよいですが、なかなか難しいものがあるかもしれません。

もし見つからない場合は、最優先の譲れない条件を2~3個決めて探してみると良いのではないでしょうか。また、オプションが付けられるかどうかも重要です。予算を決めて、予算内に収まる車を見つけてみてください。

販売店を選ぶ

欲しい車があっても、高すぎたりアフターフォローができなかったりする販売店であれば、あまりおすすめできません。そのため、どの程度希望に沿うサービスをしてくれるのか、予算内で購入できるのかなどを検討してから、販売店を決めるようにしましょう。

ちなみに、買い替えの際は車を下取りに出すか中古車販売店に持っていくかしなければなりませんが、新しい車を購入するなら、下取りをしてくれるお店だと手間が省けます。手間がかかってもいいからちょっとでも高く買い取ってほしい、ということであれば、中古車販売店を何店か回るのも良いかもしれません。

見積もりをチェック

いくら車が良くても、見積もりが高すぎればがっかりです。見積もりに載ってくるのは本体価格だけでなく、税金などの法定費用や、登録・車庫証明などの代行費用が入ってきます。

そのため、本体価格だけ見て、予算ぎりぎりの車にしてしまうと、最終的な見積もりは確実に予算オーバーになってしまうため、注意が必要です。今乗っている車を下取りするなら、見積もりから下取り金額を引いた数字を出してくれるでしょう。見積もりに納得したなら契約に移ります。

ローンをチェック

今の車をローンで購入しているなら、残債をチェックしておく必要があります。もし残債が残っているなら、一括で支払う必要があるからです。中には、今の車のローンを新しい車のローンに上乗せできる場合もあるため、販売店に相談してみるのも良いのではないでしょうか。

契約

必要な商談を終えて、書類をそろえたら契約になります。書類は、事前に用意できるものは用意しておくと、スムーズに話が進むでしょう。名義の登録や車庫証明などの手続きは、代行費用を支払うことで販売店がすべて行ってくれます

もし自分で手続きをするなら、費用は安く済みますが、労力と手間がかかります。行政書士などの専門家に依頼することもできるので、どこで手続きをするのかはよく考えてから決めるようにしましょう。

納車

全ての手続きが終了したら、支払いをします。ちなみに、今使っている車を下取りではなくほかの中古車販売店で売却してしまった場合には、売却と納品のタイミングが合わない可能性があります。

変に納車が遅れてしまうと、「毎日車が必要なのに1か月も車なしで生活する羽目になってしまった」などということにもなりかねないため、注意が必要です。

納車は早ければ契約後数日でできる場合もありますが、人気の車種で新車を選んでしまうと1か月以上かかることもあるのでタイミングには十分注意しましょう

車の買い替え時に必要な書類は?

車の購入や売却の際には、さまざまな書類が必要になります。書類がなくては、契約の詳しい内容もわからなくなり、トラブルのもとになるからです。そのため、面倒でもきちんと書類をそろえて、手続きをしてください。

車の購入時に必要とする書類は、以下の通りです。

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 実印
  • 印鑑登録証明書
  • 委任状
  • 車庫証明

印鑑登録証明書と車庫証明は、普通自動車購入時のみです。軽自動車の場合はそもそも印鑑証明が必要ないため、実印もいりません。代わりに、軽自動車購入時は認印と住民票が必要です。

車庫証明も基本的に軽自動車には必要ありませんが、一部地域では必要となるため、販売員に確認しておくと良いでしょう。ちなみに、車庫証明は自力での取得も可能です。

取得から1か月以内のものであれば、問題なく使用できます。自力で取得すると警察署に2回も行かなければならないため手間と時間がかかります。

ただし、その分費用は安く済むので、費用を取るか手間と労力を払うかという問題になります。ちなみに、販売店や行政書士などに依頼をすると、5,000~25,000円程度かかります。

車の売却時に必要な書類は、以下の通りです。

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • 実印
  • 印鑑登録証明書
  • リサイクル券
  • 振込口座情報

車を売却するときの書類に関してはそこまで多くなく、購入時の書類とそこまで変わりありません。リサイクル券とは、車を購入したときについてくるものであり、リサイクル料を購入時に支払っているため、券さえあれば問題ありません。ちなみにリサイクル券は再発行不可です。

印鑑証明を提出する際の注意点

印鑑証明は、実印を登録している証明書であり、本人であることを証明するためのものです。自動車の購入時に使用する印鑑証明書には使用期限があります。

原則として取得から3か月以内のものとなっているので、気を付けましょう。また、場合によっては使用期限が近付いている印鑑証明も使用できません。印鑑証明は、場合によっては1か月以上期間があるものしか受け付けてくれない場合もあるため、なるべくぎりぎりに取得することをおすすめします。

また、印鑑証明には名前だけでなく住所も記載されています。そのため、引っ越しなどで住所が変わった場合は新しく印鑑登録をする必要があります。

ただし、実印は1人につき1つしか登録できないことを覚えておきましょう。もし実印をなくしたら、印鑑証明の再登録が必要です。

住んでいる地域の市町村役場の窓口で失くしてしまったことを正直に告げ、再登録の手続きをしてもらいましょう。失くした実印に関しては、拾った誰かに悪用されることも考えられるため、必ず警察署に届け出るようにしてください。

印鑑証明が必要な枚数 

印鑑証明は、車の購入方法や下取りがあるかないかによって枚数が変化します。1枚でよい場合もあれば3枚必要な場合もあるので、事前に必要な枚数をチェックしておきましょう。ちなみにローンで車を購入する際には、合わせて3枚の印鑑証明が必要になります。

とはいえ、印鑑証明が必要なのは普通自動車を購入するときだけで、軽自動車の購入であれば、印鑑証明は必要ありません。

まとめ

車を買い替える際には、さまざまな書類が必要です。先に用意しておいたら、手続きが一気に進むのではないでしょうか。なるべく時間をロスしたくない、という人は早めに準備をしておくと良いですね。

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