車を売るときの車庫証明の必要性は？売却時に必要な書類とは

車を購入するときに車庫証明が必要だったけど、売却するときにはどうなのか、と気になっている人もいるのではないでしょうか。そもそも、車庫証明はなぜ取らなければならないのかが問題です。本記事では、車の売却時に車庫証明が必要になるのかどうかを詳しく解説します。

車を売るときの車庫証明について

車を売るときには、車庫証明が必要なのかどうかが疑問という人もいるかもしれませんが、結論からいうと必要ありません。車を手放してしまうなら、車庫証明がある意味がないからです。

車の購入時に車庫証明の取得が義務付けられているのは、「車を購入しても保管する場所がなかった」などといって路上駐車をされないためです。車庫証明を取得できない車が何十台も道路を塞いでしまったら、多くの人の生活に影響が出てしまいます。

そのため、車を購入するときには必ず車庫証明を取っておかなくてはなりません。車庫証明は、「車を保管する場所はきちんと確保できているから購入しても問題はない」ことを証明するための書類だからです。

車を売却するときには、車庫証明は必要ありません。なぜなら、持っていない車の保管場所を証明する必要性がないからです。　

車を売却するときや、友人知人などに譲る際には、特に車庫証明に関する手続きは必要ありません。なぜなら、登録されている車庫証明は、車を売った場合や友人知人に譲った場合は勝手に登録が消えてしまうからです。

ただし、もし廃車にするなら注意をしなければならないでしょう。なぜなら、売却とは異なり、廃車の場合は抹消手続きが必要だからです。そのため、廃車にするときだけは、末梢手続きをしなければならないため気を付けましょう。

車庫証明とは、車の保管場所を明確にしておくものであり、車庫自体は自分の土地でも他人の土地でも問題はありません。また、証明が必要なのは普通自動車のみであり、軽自動車の場合も必要ありません。

普通自動車の購入時には車庫証明を取得しなければ車が納品されないため、注意が必要です。また、車の購入時ではなくても、住所変更の時にも車庫証明の再交付が必要となります。住所が変わったときには忘れがちになってしまうので、車検証の住所変更と一緒に手続きをすると良いでしょう。

車を売却するときには、委任状や口座、車検証などの書類が必要となります。必要な書類のほとんどはすぐにそろえることができますが、その中で納税証明書は持っているでしょうか。車を売却するときには、各種書類に加えて自動車税納税証明書が必要となります。

自動車税納税証明書は、自動車税を支払ったらそのまま破棄してしまったり失くしてしまったりする人もいるかもしれませんが、きちんと保管しておくようにしてください。

車を売ってそのまま買い替えずに手放すときには、特に車庫証明に関する手続きは必要ありません。ただし、廃車にする場合のみ末梢手続きが必要となるため、注意してください。必要な手続きをきちんとしておくことで、スムーズに車を手放すことができるでしょう。